「脇役」として話を聞く♪
相手の立場になってコミュニケーションを図る♪
話すのが苦手という人でも、ちょっとしたコツを押さえる。
それだで、ずいぶん話し方の印象が変わってくるのです。
大切なのは、相手にとって聞きやすい話し方、理解しやすい話し方。
理解しやすい話し方とはどんなものかを、相手の立場に立って考えることです。
とても簡単なことですから、さっそく実践してみてください。
どんなに口下手でも、いい印象を与えることができます。
◎口ごもらずに大きな声で
うまく話せないという人に、「何でもいいから話してみてください」。
と言うと「えっ、そんな...」と口ごもってしまいます。「では、今日、ここに来るまでの道順でもいいですよ」。
と言うと、たいていの人は小さな声で、「〇〇駅で、えーと、電車に乗って..」。
と話し始めます。これが、とても聞き取りにくいのです。
「自分は話すのが苦手だ」ということばかりに意識が集中してしまっています。
相手にとって聞きやすい話し方をしようとは考えられないわけです。話すときは、まず相手の身になってください。
そうすれば、自然にゆっくり、はっきりした声にもなるものです。◎早く終えようとせず、ゆっくりと
話上手といわれる人は、かなりゆっくりしたトーンでしゃべっているものです。ところが、「話すのが苦手」という人にかぎって、早口になりがちです。
これは、「苦手なしゃべりを、早く終わらせたい」。
と、そのことばかり考えているためではないでしょうか。早口だと、何を言っているのかよくわかりません。
そのため、相手は「えっ?」「今、何て言ったんですか?
と、何度も聞き返さなくてはならず、次第にいら立ってきます。それを感じたあなたは、萎縮してますます早口になります。
相手はさらにいら立つという悪循環に陥るのです。急いだからといって、早く話を終えることにはなりません。
かえって聞き返されたり確認されることが多くなるだけです。◎ひきつった表情が、話下手の足を引っ張る
自分が話しているとき、どんな顔をしているか意識したことはありますか?
よほど人前で話すことの多い人でもないかぎり、そんなことは考えもしないでしょう。「話すのが苦手」という人は、せわしなく視線を動かす。
緊張のあまりひきつった表情だったり、自信のなさの裏返しでムスッとしていたりします。相手は、話の内容よりも、そんな表情ばかりに気を取られてしまいます。
結果、よくない印象で会話を終えることになります。話すことに自信がないという人は、そのことばかりに気を取られています。
相手のことを考える余裕がないようです。
「話すこと」と「伝えること」は、同じではありません。
「話し下手」でも、「伝え上手」になることはできるのです。
会話の主役はあなただけではなく、聞き手だと思ってください。
脇役なのだから、少しぐらい失敗しても大丈夫!という気持ちを持ちましょう♪。