札幌でチャットレディを失業保険受給中にやりたいんだけど…可能?不可能?
こんにちは!ちょこ札幌事務所スタッフです。
フルタイムで働いていても「もう仕事を辞めたいな…」と思うことってありますよね。場合によっては会社の倒産や解雇などで急に仕事を失うこともあります。そんなとき、「じゃあ失業保険をもらいながら札幌でチャットレディのバイトでもしてみようかな?」と思ったそこのあなた、ちょっと待った!! 結論から言うと、失業保険の受給期間中にチャットレディとして働くことはできません。
実は失業保険をもらっている期間には、アルバイトしちゃダメな時期とアルバイトしても良い時期があるのをご存じでしょうか? 今回の記事では、失業保険の受給の仕方と、受給期間中にチャットレディをアルバイトに選べない理由について分かりやすく解説していきますね。
失業保険受給中にチャットレディのバイトはNG!知らずに始めるとペナルティが!!
まず大前提として、チャットレディのお仕事は会社に雇用される形ではなく、業務委託契約という形式です。簡単に言うと個人事業主として働くようなものなので、失業保険を受給しながらチャットレディとしてお仕事することはできないんです。
もし失業保険をもらいながら内緒でチャットレディのバイトをして、それがハローワークにバレてしまった場合には厳しいペナルティがあります。受け取った失業手当を全額返金しなくてはいけないうえに、さらにその2倍相当の金額を追徴で支払うことになるんです。つまりもらった金額の合計3倍を返す羽目になるという重い罰則なので、絶対にやらないでくださいね!
失業保険とは
ところで、「失業保険」とは正式には「雇用保険」のことです。雇用保険に加入している人が退職すると、一定の条件のもとで「失業手当」というお金を受け取ることができます。失業手当は、失業中の生活を支えながら次の就職先を見つけるまでの経済的なサポートとなる制度です。
失業手当を受け取るには、ハローワークが定める「失業の状態」である必要があります。簡単に言えば「いつでも働ける能力と意思はあるのに、現在職に就いていない状態」であることが条件です。ですから、「しばらくは働く気がない」「ケガや病気、妊娠・出産などで今は働けない」といった場合には、残念ながら失業手当を受給することはできません。
また、前職で雇用保険に加入していた期間や退職理由(自己都合退職か会社都合退職か)によって、失業手当をもらえる日数や期間が変わります。ここでは詳しく触れませんが、自分の場合はどのくらいの給付日数があるのか確認しておきましょうね。なお、離職理由が何であっても、失業手当の給付期間中は4週間に1回、決められた失業認定日にハローワークへ行かなければなりません。
失業保険を受給できない期間(待期期間)
失業手当は、退職後すぐにもらえるわけではありません。離職後にハローワークで所定の手続きを行ったあと、「受給資格決定日」(離職票を提出して求職申込みをした日)から最初の7日間は「待期期間」と呼ばれ、一切の失業手当が支給されない期間となります。この待期期間は退職理由にかかわらず全ての人に課せられるものです。
そのため、例え「時間ができたからこの間にチャットレディの仕事を始めてみようかな〜」なんて思っても、この7日間だけは絶対に動かないでください!! 万が一この待期期間中に働いてしまうと、「就職した」と見なされて失業手当の受給資格自体が取り消されてしまう恐れがあります。
ちなみに退職理由によって、失業保険の受給開始時期や給付日数も異なります。自己都合で退職した場合は「一般受給資格者」、派遣社員の契約満了や家庭の事情などやむを得ない理由での離職は「特定理由離職者」、会社都合の解雇や倒産による離職は「特定受給資格者」と分類されます。給付される日数や受給できる期間はこの区分や前職で働いていた期間によって変わりますので、自分がどのくらいもらえるのか一度確認しておくと安心です。
待機後から受給中にアルバイトする時の注意点
自己都合退職(一般受給資格者)の場合、前述の7日間の待期期間が終わってもすぐに失業手当は支給されません。待機期間終了後から実際に失業手当の支給が始まるまでに、さらに約2~3か月の給付制限期間が設けられるためです。
とはいえ、その間まったく収入がないと生活に困ってしまいますよね。このため、貯蓄がなく収入がゼロだと生活が立ち行かないような人には、給付制限期間中のアルバイトが認められています。
また、失業手当の支給が始まった後であっても、アルバイトをすること自体は認められています。ただしアルバイトをした場合は、失業認定日に提出する「失業認定申告書」でその旨をきちんと申告しなければなりません。もし申告を怠ると、不正受給となってペナルティを受ける可能性があります。
さらに、アルバイトの勤務日数や収入額によっては、その分だけ失業手当の支給額が減額されたり、受給期間が延長されたりする場合があります。また、雇用保険の適用対象になるような勤務条件で働いてしまうと、その時点で「就職した」とみなされて失業保険の受給自体がストップしてしまうこともあります。
失業保険の待機期間後や受給期間中にアルバイトをするなら、次のポイントに気を付けましょう。
・週の勤務時間は20時間未満に抑えること
・アルバイトをしたら必ずハローワークに申告すること
・株式投資など資産運用による収入は失業手当に影響しない
なお、家族の自営業を手伝っている場合など、あなた自身が個人事業主でないケースでは失業保険をもらえることが多いです。しかしチャットレディの仕事は先述のとおり「業務委託契約」であり、あなた自身が個人事業主と同じ扱いとなります。そのため、失業保険を受給しながらチャットレディとして働くことはできません。
繰り返しになりますが、失業保険をもらっている最中に内緒でチャットレディのお仕事をしていたことが発覚すると、とても重いペナルティが待っています。今まで受け取った失業手当の全額返還と、受け取った金額の2倍にあたる追徴金の支払いが科せられますので、結果的に受給額の3倍ものお金を支払うことになります。リスクが大きすぎますから、絶対にやめておきましょう!
最後に
今回の記事では、退職後の失業保険の受給方法や、受給期間中にアルバイトをする際のルールについて解説しました。残念ながら失業保険を受給中にチャットレディのアルバイトをすることはできませんが、失業保険の給付期間が終わった後に札幌でチャットレディのお仕事を選んでいただけるなら私たちは大歓迎です♪
また、ちょこ札幌の事務所スタッフの中には、チャットレディ経験者も多数在籍していますので、何か分からない事や不安な事があれば、何でも気軽に相談してくださいね♪