チャットレディで札幌でお仕事した際の収入って事業所得？雑所得？？

こんにちは！ちょこ札幌事務所スタッフです。

昨今コロナ禍という非接触が好まれることもあり、チャットレディというお仕事は人気が急上昇しています。このチャットレディのお仕事ですが、基本的にはライブチャットサイトや代理店との間で業務委託契約を結んでお仕事をする個人事業主にあたります。そのため、チャットレディ自身で確定申告を行う必要があるのです。

しかし、今まで正社員はもちろん、アルバイトやパートなど会社に所属して働いていた方は特に、「チャットレディとして得た収入って、事業所得なの？それとも雑所得なの？」「そもそも事業所得と雑所得の違いが分からないんだけど…」「普通の給与所得とは何が違うの？」といったような疑問を抱いている方も多いと思います。ちょこ札幌で働くチャットレディさんも、そのような質問をされる方も実際多くいらっしゃいます。

そこで今回の記事では、そんな疑問を持っている方へ向けて、チャットレディのお仕事によって受け取った収入の種類、それに伴って必要になるものについて、一問一答形式で簡単にご紹介させて頂きたいと思います。これからチャットレディとして働きたいと考えている女性や、既にチャットレディとして働いていて疑問を抱いている女性は、是非参考にしてみて下さいね！

給与所得と事業所得、雑所得の違いとは？

そもそも、日本では所得税法において、その性格によって所得を十種類で区別しています。
（参照リンク：国税庁ページ – 所得の区分のあらまし）
そして、所得の種類に応じて課税方式が異なります。

まず給与所得とは、勤務先から受ける給料、賃金、賞与などの所得をいいます。一般的な会社員やアルバイト、パートなどで働いた場合、受け取るものはこの給与所得に該当します。対する事業所得とは、農業、漁業、製造業、卸売業、小売業、サービス業その他の事業を営んでいる人のその事業から生ずる所得をいいます。

雑所得とは、利子所得、配当所得、不動産所得、事業所得、給与所得、退職所得、山林所得、譲渡所得および一時所得までのいずれにも該当しない所得のことをいい、例えば、公的年金等、非営業用貸金の利子、副業に係る所得（原稿料やシェアリングエコノミーに係る所得など）が該当します。

事業所得と雑所得、チャットレディが確定申告する時はどっちがいいの？

では、事業所等と雑所得、一体どちらで確定申告をすれば良いのでしょうか？実は、これはしっかりとした決まりがあるわけではありません。

一般的に、事業性、継続性、反復性があれば事業所得として認められるとされています。つまり、単発のアルバイトのようなお仕事ではなく、しっかり真面目に長期間お仕事としてチャットレディに取り組んでいれば、事業所得として考えても大丈夫ということです。

副業としてチャットレディをしている場合、所得は雑所得で、本業でチャットレディに取り組む方であれば、所得を事業所得として確定申告するというのが一般的な傾向です。しかし、事業所得として計上することができるのであれば、是非事業所得として確定申告することをおススメします。

事業所得として確定申告するメリットについて

チャットレディとして多くの報酬を稼いでいる場合、事業所得として確定申告を行う方が圧倒的に有利です。事業所得は、雑所得では認められない税務上の特例を使うことができるためです。

青色申告することで青色申告特別控除を受けて節税することができる

個人事業主の事業所得は、所得税の確定申告によって申告をします。その際、事業所得の額を算出した根拠として、売上額やかかった必要経費の額、内訳などについても申告しなければいけません。確定申告の方法には、一般的な白色申告と、税金面で優遇措置を得ることができる青色申告という二種類があります。

青色申告とは？

青色申告は、原則として複式簿記など、正規の簿記の原則に則って日々の取引の記帳を行って申告を行います。損益計算書と貸借対照表で構成される「青色申告決算書」を期限内までに管轄税務署に提出する必要があります。希望する場合は早めに用意をしておきましょう。

青色申告を行うことで、以下のようなメリットを得ることができます。

最大65万円の青色申告特別控除が利用できる

青色申告特別控除とは、一定の金額を所得から差し引いて税金の計算ができる制度です。

所得から差し引ける金額について、要件をすべて満たした場合が65万円、e-Taxでの申告または電子帳簿保存の利用を行っていない場合は55万円、それ以外の簡易的な帳簿で申告をする場合は10万円です。65万円という満額控除を受けることができれば、所得税や住民税について大きな節税効果が期待できます。

純損失の繰越しと繰戻しができる

事業所得を青色申告している場合は、純損失の繰越しができます。これは、事業で赤字が出た際に、それを翌年以降3年間にわたって繰り越しすることができるという制度です。そのため、翌年以降黒字になった場合に、税額を抑えることができます。また、前年も青色申告をしていた場合は、前年分に赤字を繰戻して還付を受けることもできます。

30万円未満の少額減価償却資産の特例が利用できる

青色申告事業者は、30万円未満の少額減価償却資産を年間合計300万円まで一括で経費計上できるという特例があります。30万円未満の固定資産を事業用に供した場合、一括で必要経費にできるということになります。

例えば28万円のパソコンを購入した場合、青色申告事業者は購入したその年度に一括で経費として計上することができますが、雑所得の必要経費として購入した場合、一括で経費計上ができないため、法定耐用年数をもとにした減価償却が必要となり、計算が必要になります。

給与所得等との損益通算できる

雑所得であれば、給与所得等他の所得と損益通算をすることができません。しかい、事業所得であれば、給与所得から事業所得の赤字を差し引いて税額の計算を行うことができます。なお、この損益通算は、青色申告でも白色申告のどちらでも利用できる制度です。

白色申告とは？

対する白色申告では、青色申告決算書の代わりに収支内訳書を作成して申告を行います。青色申告の承認申請をしていない事業者は白色申告となります。

白色申告で必要な記帳方法や収支内訳書の作成は、青色申告ほど複雑ではありません。記帳の簡易化という簡易簿記が認められているため手続きを簡単に済ませることができますが、税金面での優遇措置はありません。そのため、青色申告承認申請書の提出が間に合わなかったなどの理由がなければ、青色申告をした方がメリットが大きいでしょう。

しかし、青色申告できるわけではありません。青色申告をすることができるのは「事業所得」「不動産所得」「山林所得」のある個人に限ります。つまり、事業所得で確定申告を行うチャットレディの方なら、青色申告での節税が可能です。つまり、稼ぐことができるチャットレディさんであればある程、青色申告をおススメします！

確定申告をするには何が必要なの？

給与所得の場合は、会社が社員の代わりに経費を使用しているため、個人で経費を勘定する必要はありません。しかし、事業所得の場合、この給与所得控除がないため、自身で確定申告を行ってかかる税金を少なくする必要があります。

この事業所得の金額は、「収入金額-必要経費＝事業所得」といったような計算式で計算されます。つまり、この事業所得の場合、必要経費を計算する必要があります。チャットレディは、主にライブチャットサイトやチャットレディ代理店・事務所と事業請負契約を結ぶため、主に個人事業主にあたります。特に在宅型チャットレディの場合、パソコンやWEBカメラ、照明、衣装や化粧道具など、チャットレディとして働くために必要になるものはたくさんあります。それらを必要経費として勘定することができるのです。そのため、それらを購入した際のレシートや領収書はしっかりと保管しておく必要があります。

その場合、毎年年度末に行われる確定申告にて、一年の売り上げの記録と経費の領収書やレシートが必要になって来ます。その領収書やレシートを勘定科目ごとに振り分けて、科目ごとに合計金額を出して入力するという作業が、確定申告の大まかな流れになります。

いかがでしたか？

チャットレディとして得た収入は、基本的には事業所得にすることをおススメします！その方が青色申告を使用することができるため、節税対策に繋がります。確定申告について分からないという方は、確定申告についても記事がありますので、是非参考にしてみて下さい！

ちょこ札幌の事務所スタッフの中には、チャットレディ経験者も多数在籍していますので、何か分からない事や不安な事があれば気軽に相談してくださいね♪