「演出力」の基盤を知る♪
「演出」する力♪
「自分らしさ」のアピールはどうすればいいのでしょうか。
女性としてのセンスが問われる最大の山場です。
メディアが発信するハウツーものの多くの雑誌たち。
それは、この「演出」のパターンを見せてくれています。
「人気アーティストたちが提案する春のトレンドメイク」。
そういった特集は、まさにそうです。
プロセスも細かく写真が入って丁寧に解説してあります。
なので、今すぐにでも取り入れられる感じです。
そんな演出のパターンをたくさん真似して取り入れていく。それで、だんだんと自分自身に本物の演出力がついていった。
ということもあると思います。ですが、ただ真似っこするだけでは、なかなかそうはいきません。
なんとなく、無理をしている、板についていない感じになってしまうのです。では、ただの真似と、そうじゃない真似とどう違うのかというと、何だと思いますか?
やっぱりそれまでの工程を踏まえているのといないのとの差ではないでしょうか。
ただの真似っこは自己満足だけのため。
でも、「美の知力」に裏付けされた演出は、自分に何かを表現するため。
その目的の違いのような気がします。
演出の表と裏♪
初めてお化粧したのはいつですか?
だいたいの女性は幼稚園ごろではないでしょうか。
母親に隠れて口紅を塗ることにワクワクしたのではないでしょうか。
そもそも、人はなぜ化粧をするのでしょうか。
「身だしなみのため」
「自分に自信をつけるため」「気合を入れるため」
「少しでもキレイに思われたいから」「彼に化粧くらいしろと言われたから」
おそらく、たくさんの答えを思いつくことでしょう。それらの答えは、大きくふたつに分けられます。
ひとつは「身だしなみ」や「キレイに見せる」という外へ向かうぺクトル。
もうひとつは「自信をつける」「気合を入れる」自分自身へ向かう内向きのペクトルです。
多くの女性がそのどちらかの要素も理由に挙げています。
それを考えるとメイクには同時にふたつの意味があるのだと確信できます。
たとえるなら、メイクは自分と外界の間にある一枚の薄いヴェールのようなもの。
表では外に向かって【見た目】の印象を操作しビジュアルコミュニケーションをする。
一方、裏では自分自身を励まし元気づけする、そんな役割を果たしているように見えます。化粧品は、日用品であり趣向品でもあります。
メイクは他人のためであり自分のためでもあります。
美容というのは、知れば知るほど二面性があるものだと思います。
ひとつのコスメを選ぶとき、朝メイクをするとき。
自分の中の二面性に相談します。
どのバランスでモノを選ぶか。
表現するかを決めなければなりません。
でも、そのバランス感覚こそが、自分の演出力の基盤だということを認識しておきましょう♪