「演出の幅」を広げる秘訣♪
「色々な自分」を楽しむ♪
演出力は、本来、歳を重ねれば重ねるほど優れていきます。
長く生きれば生きるほど多くの感受性を知るようになるからです。
そういう意味で、美しい歳のとり方をしている人は、絶対的に感受性が豊かです。
そして、柔軟な考えの持ち主が多いものです。
そんな人に会うと、思わずこちらが笑顔になってしまいます。
反対に、いつまでたっても同じパターンの洋服...。
「それ、10年前に覚えたまんまでしょ!」。
と突っ込みたくなるようなお化粧をして、もはや時代錯誤、と感じさせる人もいます。
残念ですけれどそれでは【逆演出】だし、外見で決めつけるのは良くありません。
けれど、画一的なものの見方しかしてくれなそうなニオイを感じさせます。
人の魅力というのは【変わらない良さ】もあるかもしれません。
でも、その時々によってさまざまな一面を見せてくれる。
そういう人のほうが付き合って面白いものです。
自分の人生を楽しんでイキイキしている人に見えます。これを「幅」と呼んでいきたいと思います。
大人の女性としてぜひとも身につけたいものだと思います。装いでたとえるならば、お仕事モードなら折り目の正しいファッション。
休日はスニーカーでキャンプへ、日曜日はフェミニンな装いで観劇へ...。
このように演じ分けができる感じです。最高級のジュエリーも、色落ちしたジーンズもどちらも自在に楽しめる。
それは、どちらの価値もわかる経験豊かな大人の女性だからこそなせる業です。そうやって自己演出の引き出しをたくさん持つ。
そうすることで、その人自身の魅力はますます多重奏になる気がします。
たとえば、友達とテーマを決めて一日を過ごすというイベントをしてみてはいかがでしょうか。
朝起きてすぐにおしゃれをして美術館に行って高級レストランで食事をする。
合い間合い間にウインドウショッピングをして帰る。
同じ一日でも、ちょっとした演出があるとワクワク感がぐんと高まります。
せっかくのお休み、ましてや美術には興味がないと思うかもしれません。
普段、目にしない芸術に触れること、普段お休みにはしないおしゃれをする。
そんな演出の面白さを知る楽しみができると思います。でもこれも、今まで観察、分析、選択、調整と段階を踏んできたからこそ楽しめるのです。
演出パターンを受身でガワだけ真似たとしても、内から沸きあがる高揚感や感性の高鳴り。
それは経験できないでしょう。大人の女性にだけ許されるセルフ.プロデュースという、美の知的領域がそこにあります。
そう思うと毎日のワクワク度が上がるし、歳を重ねることにも前向きになります。
発展途上中の女性はこれから、まだまだいろんな経験を積んでいくと思います。
その経験を後々、自己演出に役立てていける感受性として吸収していきましょう♪