自分の「言葉」は自分らしく♪
見られたい自分より「そのままの自分」を伝えよう♪
友人などの言葉を聞いて感動することは多々あると思います。
後にある本を読んでいたら同じ言葉が載っていた。
「なんだ、これのまねだったんだ」とがっかりしたことはありませんか。
人の言葉を借りてしゃべっているのは、簡単にばれてしまいます。
でも、彼女よりももっとひどい人もいます。
どういうことかというと、たとえば次のような人です。
評論家や著名な有識者がいっていたことや本や雑誌に書いてあったこと。
それらを、さも自分の意見のようにいう人です。
こういう人は常々と自分には意見がないといっているようなものです。
たしかに、人は、書物を読んだりいろいろな人の意見を聞いたりします。
そうして自分の考えを形づくっていきます。その過程で、自分の心の琴線に触れる言葉には線を引きます。
書き留めたりしながら自分のものとしていくのです。たとえば、誰かの意見を引用するのはかまわないのです。
「〇〇さんがテレビでこんなことをいっていた」。
「〇〇という本には、こう書かれていた」などと。大事なことは、それに対して自分はどう思うかなのです。
おそらくその友人は気の利いたことを言ってみたかったのでしょう。
そして、その本を読んでいるときにぶつかったとてもいい言葉を思い出したのです。そこで、「実はこの前読んでいた本に書いてあって、とても印象的だったの」。
「だから、ちょっと使ってみたかったんだ」。
こうひと言いえば、聞いたほうも納得したでしょう。
けれども、「いい言葉だね。博識があるんだね」と誉めたとき。
彼女は得意そうな顔をして微笑んだだけでした。
もしかしたら、彼女のいい分はこういうものかもしれません。
わたしも同じように感じていたので....。
仮に同じように感じていたとします。
それを自分だったらどういうかを考えればいいのです。
自分なりの表現力方法を見つければいいのです。自分の言葉とはその人の考えを表した言葉という意味です。
その人らしいいい方だったら、なんでもいいと思います。大切なのは、自分はどう思うかを言葉にすることです。
うまくいう必要はありません。借り物の言葉はお互いの関係を表面的なものにします。
あるときにはそれは嘘であったりします。
またそれは心のこもっていない社交辞令であったりするからです。
かっこ悪い言葉でもいいから、自分の言葉を使いましょう。
そうすれば、相手との間にもっと親密な関係がつくれます。
ちゃんと自分で考えたうえでの言葉なら、相手の心にきっちり伝わります♪